厚岸の海の恵み
厚岸の語源については納沙布日誌によれば「厚岸は同場所の惣名と成とも本地の所は潤の北岸に在地基訳土人が衣服になす木皮を剥に多しとの儀にて本名アツニケウシ」とアツニケウシの転訛説をとっており、蝦夷風俗彙纂も「厚岸は夷語アッケウシなり。アッはあつし皮、ケは剥、ウシは所なり」とアッケウシの転訛説で大体前同様である。また「アツケシとは牡蛎の場を意味し牡蛎の漁場に因めるものなり」との説もあるようです。
古来より豊かな牡蠣の漁場とし、地名もそれに由来する厚岸。厚岸の牡蠣はその特異な地形が織りなした奇跡とも言われています。厚岸で生産される牡蠣は、淡水と海水が混ざり合う汽水湖と呼ばれる「厚岸湖」と、「厚岸湾」をカゴに入った養殖カゴを移動させ、水温の差を利用して産卵時期を調整して一年を通して牡蠣を生産しています。「厚岸湾牡蠣」が美味しい理由は、この「厚岸湖」「厚岸湾」という自然の奇跡、恵まれた環境とひと手間もふた手間も惜しまない漁師の粋が追随を許さぬ旨味を育て上げるのです。
厚岸から発信される旨味は牡蠣だけではありません。
「あさりえもん」と呼ばれる厚岸ならではのあさりは植物プランクトンの豊富な厚岸湖で育つため、とても大きく実入りが良く風味豊かな味わいが特徴です。市場にも中々出てこない一品でこれを味わうことができるのも南幌 ことぶきやならではと言えるのかもしれません。また「サンマ」と言えば「根室」を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は脂がのったサンマが一番捕れるのは「厚岸町大黒島沖」なのはご存じでしょうか?ちょうどサンマ漁の盛漁期に捕れるサンマは脂がのっているので、刺身でも塩焼きでも美味しく召し上がれます。
このように豊かな旬の素材が漁港から直送され、ことぶきやにいち早く届けられるのです。
空知郡南幌町といえば誰もが内陸の札幌近郊のベッドタウンのイメージが強い昨今ですが実はここにどこよりも美味く、どこよりも新鮮な旬の素材がどこよりも早く届き皆様にお届けできる環境を南幌ことぶきやがご用意させていただきました。旬の旨味を一番美味しい形で皆様にお届けすることを信条に皆様のご来店をいつでもお待ちしております。